ゴルフ初心者はどれくらいのスコアを目指せばいい?平均スコアの目安をやさしく解説
- 大輔 遠藤
- 5月8日
- 読了時間: 9分
更新日:5月9日

ゴルフを始めたばかりの方にとって、「自分のスコアはこれでいいの?」「周りの人はどれくらいで回ってるの?」と気になるのは自然なこと。実は、ゴルフには初心者の平均スコアという目安があり、それを知ることで上達のステップや練習の方向性が見えてきます。
この記事では、初心者がまず目指したいスコアのラインや、100切りを達成するまでの段階的な目標を、わかりやすくご紹介します。焦らず、でも確実にスコアアップしていきたい方のために、練習のコツや考え方もまとめています。これからスコアを伸ばしたい初心者ゴルファーは、ぜひ参考にしてみてください。
▼目次
初心者が最初に覚えるべき!ホールの種類と距離の基本
スコアの呼び方がわかればゴルフがもっと楽しくなる!
初めてラウンドする人の平均スコアはどれくらい?
ゴルフ初心者はまず何打を目指す?理想のスコア目安とは
スコアアップの近道!初心者のためのコースマネジメント入門【100切りへの鍵】
結論:焦らず楽しみながらスコアアップを
⒈初心者が最初に覚えるべき!ホールの種類と距離の基本

ゴルフコースには、パー3、パー4、パー5のホールがあり、それぞれに距離の目安があります。
ホールの種類 | パー(基準打数) | 距離の目安(ヤード) | 特徴 |
ショートホール(Par 3) | 3打 | ~255ヤード以下 | ティーショットでグリーンを狙う短距離ホール。正確なショットが求められる。 |
ミドルホール(Par 4) | 4打 | 約230~460ヤード | ティーショット+セカンドでグリーンを狙う標準的な長さのホール。 |
ロングホール(Par 5) | 5打 | 約460ヤード以上 | 距離が長く、3打目でグリーンを狙う。飛距離と戦略が求められる。 |
ゴルフは各ホールのパーを基準にして、実際に打った打数を記録し、最終的なスコアを算出します。
例えば、パー4のホールで5打でカップインした場合、そのホールのスコアは「+1」となります。
スコアの呼び方は、パーを基準にして、打数が少なくなれば良いスコア、打数が増えれば悪いスコアとして呼ばれます。
2. スコアの呼び方がわかればゴルフがもっと楽しくなる!
スコア差 | 呼び名 | 説明 |
-3 | アルバトロス | 規定打数(パー)より3打少なくホールアウトした場合 |
-2 | イーグル | 規定打数(パー)より2打少なくホールアウトした場合 |
-1 | バーディー | 規定打数(パー)より1打少なくホールアウトした場合 |
0 | パー | 規定打数(パー)でホールアウトした場合 |
+1 | ボギー | 規定打数(パー)より1打多くホールアウトした場合 |
+2 | ダブルボギー | 規定打数(パー)より2打多くホールアウトした場合 |
+3 | トリプルボギー | 規定打数(パー)より3打多くホールアウトした場合 |
これらのゴルフ用語を覚えておけば、ラウンド中にゴルフ仲間と話す時もスムーズにコミュニケーションが取れます。
ラウンド中は、スコアカードに各ホールのスコアをきちんと記入・入力していきます。スコアカードの形式はゴルフ場によって異なることがありますが、通常はプレーヤーの名前、ラウンド日、スタート時間、各ホールのパーやハンディキャップ、さらに自分のスコアを記入する欄が設けられています。
最近のゴルフ場では、ゴルフカートにスコア入力用のモニターが備え付けられているのが一般的なので、モニターを使えば、紙のスコアカードを使わずにスムーズにスコアを記録できますが、設置されていないゴルフ場もあるので、事前に確認しておくと安心です。
3.初めてラウンドする人の平均スコアはどれくらい?

ゴルフの初ラウンドでは、初心者の平均スコアはおおよそ130〜160と言われています。目安としては、男性で120〜150前後、女性で130〜160前後が一般的です。
ゴルフコースは通常18ホールで構成されており、それぞれのホールには「パー(規定打数)」が設定されています。このパーの合計がラウンドの基準スコアとなり、一般的には合計72が標準とされています。
パーの種類 | ホール数(例) | 合計打数(目安) |
パー3 | 4ホール | 4 × 3 = 12打 |
パー4 | 10ホール | 10 × 4 = 40打 |
パー5 | 4ホール | 4 × 5 = 20打 |
合計 | 18ホール | 72打(パープレー) |
ゴルフの初ラウンドでは、初心者は1ホールあたり7〜9打かかりがちで、スコアは120〜160程度になることが一般的です。初心者がよくやってしまうミスとして、まずはドライバーの大スライス。力を入れすぎてボールが右に左に飛び、最終的には林やOBに行くことが多いです。次に、アプローチショットでの往復運動。グリーン周りでボールが手前に戻ったり、池に入ったりすることもあります。さらに、力任せにスイングしても、思ったより飛ばずショットが安定しないことがしばしば。そして、無理なショットでコースマネジメントを無視し、難しいラインを選んで失敗してしまうこともあります。
でも、こうしたミスもゴルフの一部。失敗を重ねるたびに、少しずつ上達している実感が得られます。大事なのは楽しみながらプレーすること。そして、次回のラウンドでは、少しずつミスが減っていく自分に気づくはずです。ゴルフは経験を積むことでどんどん面白くなりますよ!
4.ゴルフ初心者はまず何打を目指す?理想のスコア目安とは

ゴルフを初めて経験したばかりの初心者にとって、最初のスコアは120〜160になることが多いです。これは、スコアが必ずしも完璧でないのは自然なことですが、最初から良いスコアを目指すのは難しいものです。初心者が最初に意識すべきは、飛距離よりも正確性。まずはボールをまっすぐ飛ばすことに集中することが、スコアを改善する大きな第一歩となります。ここでは、初心者ゴルファーが上達するための大切なポイントを紹介します。
❶焦らなくてOK!初心者が楽しみながら上達する目標スコアの決め方
もし、初ラウンドのスコアが160であれば、いきなり「100切り」を目指すのは少し大きすぎる目標かもしれません。そのような大きな目標は、プレッシャーを感じやすく、モチベーションが下がることもあります。そこでおすすめなのが、150切り、140切りといった、達成可能な範囲での段階的な目標設定です。これらの目標は、自分の成長を実感しやすく、次に進むためのモチベーションを高めてくれます。
特に初心者は、ショットごとに焦らず、無理のないプレーを心がけることが重要です。コースマネジメントをしっかりと行い、ミスを減らしつつ安定したアプローチやパットを練習していけば、自然とスコアは改善されていきます。段階的に目標を達成し、最終的に100切りを目指す方が、ゴルフを楽しみながら上達できる秘訣です。
❷. ゴルフ初心者の登竜門!スコア○○切するためにやるべきこと5選!
❷-1 |まずは「目標スコア」を明確にしよう
ただ練習するだけでは効果が出づらいもの。まずは「スコア○○切り」と具体的な目標を掲げましょう。自分が今どのくらいのレベルかを把握し、そこから何を改善すべきかを考えることが上達への第一歩です。
❷-2|スコアに直結する「3つの基本」を意識する
上達を目指すうえで特に重要なのが次の3点です:
OBを減らす(ティーショットの安定)
アプローチの距離感を磨く
3パットをなくす(パッティングの集中)この3つを意識するだけで、10打以上スコアが変わることも珍しくありません。
❷-3|無理なく扱えるクラブを使う
初心者にとってクラブ選びはとても大事。重すぎず、球が上がりやすく、曲がりにくいクラブを選ぶことで、プレーが安定します。特に、ミスに強いドライバーややさしいアイアンを使うことで、自信を持ってスイングできるようになります。
❷-4|練習は「課題別」に取り組もう
闇雲にボールを打つよりも、「今日はアプローチだけ」「今日はパター集中」と目的を持った練習が効果的。目標スコアに直結する分野を重点的に練習することで、短期間での上達が見込めます。
❷-5| ラウンドごとに振り返る習慣を
毎回のスコアカードや内容を振り返ることで、自分の課題が見えてきます。「なぜ今日はスコアが悪かったのか」「よかった点は何か」を記録に残すことで、次回のラウンドに活かせます。
5.スコアアップの近道!初心者のためのコースマネジメント入門【100切りへの鍵】

■ 「飛ばす」より「ハーフショット」と「考える」がスコアアップの近道
ゴルフ初心者の多くが「もっと飛ばさなきゃ」と思いがちですが、実はスコアアップの近道は飛距離よりもコントロールと考える力にあります。特におすすめなのが「ハーフショット」。フルスイングよりも力みが少なく、方向性が安定しやすいので、ミスが減り、結果的にスコアも良くなります。 さらに大切なのが「考えるゴルフです」。どこに打てば次がラクになるか、リスクが高い場所を避けられるかこうした判断ができるようになると、同じ技術でもスコアはぐっと良くなります。「飛ばす」ことにこだわるより、「確実に前に進めるショット」と「頭を使ったマネジメント」を意識することが、初心者が早く上達するコツですよ。
■ 危険を避ける選択が“正解”になる
たとえば、パー5の2打目。池越えやバンカー越えのショットに挑戦したくなる場面でも、成功率が低いなら無理せず刻む選択を。スコアを縮めるには、“安全に3オン”のような戦略がとても有効です。
■ グリーン周りは“ピン”より“花道”
ピンを狙うばかりではなく、安全に寄せられるルートを探すのが上級者の考え方。グリーンの手前や横の“逃げ場”を知っておくだけで、寄せワンのチャンスが増えます。
■ 1打ごとに「次をラクにする」意識を持つ
たとえナイスショットでなくても、「次が打ちやすい場所に運べたか?」が大事な視点。毎ショットに目的を持つだけで、無駄なミスや大叩きが減っていきます。
■ 自分の実力に合った選択が、100切りの鍵
「ここは無理をしない」「ここは攻める」と判断できるようになると、自然とスコアも安定します。自分の得意・不得意を理解したうえで、冷静な判断を重ねることが100切りへの一番の近道です。
6. 結論:焦らず楽しみながらスコアアップを
ゴルフ初心者にとって、最初のラウンドで120〜160のスコアになるのはごく自然なこと。大切なのは、今の自分の実力を正しく把握し、「次は120を切る」「次は110台を目指す」といった段階的なスコア目標を持つことです。
そのためには、自分に合ったクラブを選び、スコアに直結するショット(アプローチ・パター・ティーショット)を重点的に練習すること。そして、ミスを恐れずラウンドのたびに振り返る習慣をつけることで、着実にスコアアップに近づきます。
最終的に100切りを目指すためには、“飛ばすゴルフ”から“考えるゴルフ”への意識転換も重要です。コースマネジメントを学び、無理せず確実に前進するプレーができれば、自然とスコアはまとまっていきます。
焦らず、でも確実に。一歩ずつ進めば、必ず結果はついてきます。ゴルフの魅力は「成長を実感できること」。その過程を楽しみながら、自分なりの目標スコアをクリアしていきましょう!